ケンカ上等☆不良校上々↑↑
《桃 --遠距離の色彩--》

★再スタート切りました






「飛竜くん、木崎さん、えっとー‥ついでに白石くん、この後職員室に来て」




桜満開。

若干1名、笑顔満開。

その笑顔を挟むのは、気まずい表情のあたしと。



「マジ、今年の担任は癒し系美人で良かったよな〜」

「つーか、なんで俺が、」


ものすごく不機嫌そうな翼。





新しい春を迎え、無事に高校2年生になれたあたしたち。


進級前、退学で仲間が数名減ってしまったことには、あえて触れないでおこう。



冬休み、春休みを終えて新学期が始まった今。


「それにしても、また揃ってクラス一緒とか運命じゃ〜ん♪」


太陽が言うように、見事3人同じクラスになれたのは良かった。


良かった、はず。




冬のあれから、あたしと翼は気まずさだけを残して普通の生活を送ってる。


協力すると言ってくれた太陽のおかげで、翼と話したりもするけど。


やっぱり目を合わせずらいし、距離が前より開いた気がするのが事実。


歩夢にも言ったけど、告白をなかったことにするのは、あたしには無理だから。

返事をもらえないなら、また告白することにした。


がんばる、ってアキちゃんとも約束したしね。






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