君色
第十五話

小さな恋の物語



「う~~~~~~~~ん」


「おい北斗、こんな所でふんばるなよ」

「ちげぇよ!悩んでんだよっ!!」




そう、俺は珍しく悩んでいた。




彼女持ちなら避けては通れない、大難関――――。


彼女の誕生日だ。


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