僕の女王様
「いや」


どうしてこいつらは使えない上に、馬鹿な事を口走るのかしら。


曲がりなりにも各学年優秀な人間をそろえているはずなのに・・・。


成績と優秀さはイコールではないことを痛感させられる。


青筋が見えないように笑顔をつくる。


「心配しなくても俺が1番に捕まえるから」


そんな保証はどこにもないし、副会長に捕まったところで私は困る。


だいたい、言いだしたのがこいつだ。


本当に腹立たしい。
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