続きの俺様!何様?執事サマ!?
「用意できたか?」
そう言って首をかしげながら入ってくるのは、爽。
タキシード着て、それがまた似合ってて。
私、軽く赤面。
「………へえ」
私の目の前にきて、全身を眺められる。
うわ、うわ、うわ。
ほんとに大丈夫かな。
変じゃない?
「綺麗だな。似合ってる」
爽のそのひとことと笑顔で、私の心配なんてどこかへ飛んでった。
かわりに、心はしあわせで満たされる。
そうだ、今日は大切な日。
窓の外、澄んだ青色を描く空に負けないくらい、笑わないといけないのだ。
「じゃ……いきますか?」
そして、差し出された手を強くにぎった。
――そのとき、私の手をひいて歩く爽の顔が微かに赤くなっていたのを、私は知らないけど。