現代戦国時代
失われし魂
頬がヒンヤリとする。
 
どうやら、俺は冷たく固い床に倒れているようだ。
 
身体中の力を込め、俺はゆっくりと上半身を起こす。 

「うっ……ここは……」
 
そこは、真っ暗な世界だった。
 
自分の体は、はっきりと見えるものの、視界は黒。
 
黒、黒、黒……漆黒の世界に俺はいる。
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