現代戦国時代

真実

「由馬……どうして、お前がここにいるんだ……」
 
カランッ――
 
覇王の巨剣が床に転がる。 

源内は由馬と呼ばれた男の子の手を取り、ゆっくりゆっくり覇王に歩み寄っていく。
 
「源内、まさか……」
 
「ああ……覇王の息子だ」 

俺はまじまじと男の子の顔を見て、覇王と見比べてみた。
 
確かに、目元など所々の顔のパーツが似ている。
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