現代戦国時代
エピローグ
カンカンカン……
 
踏み切りに行く手をさえぎられ、早二分。
 
なかなか開かないもんだ。 

「よっ、幸村。ゲームで会って以来だな?」
 
「隆盛……」
 
つったっていた俺の横に並んできた隆盛は、何も言わずに踏み切りが開くのを待っていた。
 
踏み切りが開くと同時に、俺と隆盛は一斉に歩き始める。
 
「幸村、本当に終わったんだよな?」
 
「終わっちゃいないさ。何も…………な」
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