先生は19歳
「ごめん・・・」

「謝んな!お前ホントすぐに謝るね(笑)」




俊は笑って言ったけれど・・・その顔があまりにも悲しそうで・・・



「俺の我がままに付き合わせてごめんな」



そう言って彼は部屋を出て行った。





謝らなければいけないのは私のほうなのに。


いっぱいいっぱい傷つけたのは私なのに。





なんで何も言えなかったんだろう・・・




私は誰もいない広い自習室で、ただぼんやりとしていた。
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