先生は19歳
塾の出口で井上先生がドアを開けて待ってくれてる。



やっぱ見かけによらず紳士だよなぁ・・・



そう思いながら「ありがとう。さよなら~」と言おうとしたのだが、なぜか先生も教室を出て私についてくる。

「ん?どうしたの?」

「もう夜も遅いから駅まで送るよ」



―――――ドキッ



不覚にも私はときめいてしまった。



しかし、一方でこう思わずにいられなかった。




―――――これが栗本先生だったら・・・



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