好きで付き合ってませんから!
「だいたいカップルになるって言っても白井君だって、アタシみたいのと絶対なるの嫌ですよ?」


「もう、了解を頂いています」



………
「………へ?!」


その時、白井友が
初めて口を開いた。

しかもアタシに向かって…


「地球の運命かかってんだから仕方ねえだろ?!
いさぎよく付き合えよ、
テメェ!!」


………………そんなに
ムキにならなくても

スッゴイこわいんですけど…


「オイ!!そこの得体の知れないババァ!コイツとただカップルって名前だけ付けといて歳になったら婚約すりゃ良いんだろ?!!」


…そんな白井友!!!
簡単に婚約とか
最悪だ…………


「それは違います。」


「あ゙ぁ?!!」


「アナタ達にはカップルなりの
メニューを行ってもらいます。」


メニュー?
「あ…あのメニューって?」



「メニューその1。
友さんは、学校のある日、特別な用事以外は必ずみあさんを家まで迎えに行き、帰りは送り届ける。(手を繋いで)」


「「………………………」」


白井友もアタシもしばらく
止まってしまった…。



「メニューその2、1ヶ月に3回はデート。」


アタシ達は自分達にとっては あまりの残酷なメニューに
ただ聞く事しか出来なかった。


「メニューその3、毎日のメールは欠かさずに。メニューその4、これは本気でお互いが 好きになった時に行って下さい。でないと意味ないんで、」


「何をするんですか?!」


「それは…その時になったら分かりますよ」




そういうと「期待してますよ」とだけ残してアナウンサーやスタッフ、他と共に帰っていった。
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