~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王
第四章:天皇の竜;Emperor Dragon
 東(ひがし)大校門から学園都市中央の総合統括院(そうごうとうかついん)の手前までまっすぐに伸びる高等学区商業区東(ひがし)大通り。その大通りを地図上で北に移動すると、同じように統括院につながる一本の通りがあるのがわかる。
 法学部通り。
 その名の通り、神鳴学園大学法学部の大講堂から伸びており、東大通りほどではないが、学園都市内にある十六の大通りの一つに数えられる比較的規模の大きな通りだ。もちろん、この通りでは夜、深夜でも学生や一般の人も行きかう賑やかな通りである。
 そんな法学部通りが、この日は奇妙なことに一切人の気配がしない。
 現実に、人一人としていなかった。

 そんな静寂の中、一人の老人と思われる男性がビルの壁に寄りかかって、ワンカップの酒を飲んでいた。
< 110 / 218 >

この作品をシェア

pagetop