~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅲ 竜と闇黒の王

 それから小一時間。カーキーは来ることなく、ただ時間だけが過ぎていった。
 麟紅と常磐はゲームを、茜や藍奈、紫音と檸檬は課題を、朽葉は雑誌を読んで、時間をつぶした。(結局璃寛は戻ってこなかったので、便所ではなかったようだ)
 そして、ふと、朽葉が顔を上げた。

「どうしたん?」

 投げやりに常磐が尋ねる。その間に朽葉は携帯電話を取り出し、カチャカチャと操作を始めた。

「メール?」

 紫音が尋ねると、朽葉は頷き、

「もうすぐ着くそうでござるよ」

 と笑みを見せた。
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