スタートライン -Second☆Season- *甘い生活は、俺様社長と?*



あたしはお兄ちゃんの頭を触ってみた。




「な…なんだよ」



「いや、お兄ちゃんありがとうって思って」



「意味分かんねーし…」




あたしの突然の行動に、お兄ちゃんは困惑気味。


やっぱりお兄ちゃんはお兄ちゃんだ。



あたしが笑いながらダイニングを後にしようとした、その時だった。




「あ…ちょっと待て、桃」



「へ…?」



お兄ちゃんは突然あたしを呼び止めた。


あたしが首を傾げていると、お兄ちゃんは自分のカバンの中を探り始めた。



そして、一枚の封筒を取り出した。




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