秘密の味
「どうしたの?」

ギィーと鳴るベット

お兄ちゃんは腰かけて私を見上げる


「お兄ちゃんは…まだ変わってない?」

「なにが?」


座るお兄ちゃんを
見下ろしてちかずく距離

「気持ち。私のこと好きだって言ったよね」


「…………うん」


「だから変わってない?今も気持ち」


変わる…
変わらない…

多分変わってない


「…ハハ…変わってないよ」


ほら
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