ミミミミッッ!
一の話…『朝起きてネコミミ幼女がそこにいた』
1・2011年、アナログ放送からBSデジタル放送へと切り替わったこの年、BSデジタル放送とは全く、みじんも関係無い感じで東京湾沖、数百メートルにそれは完成した。

それは魔法でも使ったかの様に即効で完成した…否、現れたっと言ったほうが良いだろう。

それは、巨大なメガフロートであった…。

それは、巨大な学園都市であった。

それは、総資産数百兆円ともひょっとしたら兆より一つ桁が上とか何とか言われてる篠宮財閥が科学、文化、スポーツ、芸術、政治等の各方面に輩出する優秀な人材を育成するために開発を進めていた学園都市、『篠宮学術研究都市』であった…。

2・学園完成から一年後、日本、否、世界中から生徒が集まった結果…初等部、中等部、高等部、大学、大学院、合計生徒数生徒数、17377人にまでなっちゃって、生徒の家族やその他に移住してきた研究者やらその家族を合わせて15万人以上がこの研究都市に住んでいるわけである。

「はぁ、はぁ…」


AM:6:30、すずめが“チュンチュン”っと鳴いているようなそんな時間。

篠宮学術研究都市・高等学科第二分館、文化系の部室棟となっているこの第二分館の廊下をこの物語の主人
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