お姫様と1.5人の男
「おはようございます……女性を待たせるのは失礼ですよ?」

「おはよ。安心しろ。佐宗は数分待たされただけでは失礼とは思わない奴だ」


うん。正しいんだけど何かイラッとしたのは気のせいかな?

まるであたしが女じゃないみたいな言い方だったような……考えても仕方ないか。

桜太君はあたしの席から1つ右に離れた所に腰掛ける。

大峰さんは並んで座ったら良いのに、と言うけれどそうしないのには理由があって。

その間は玄一さんが座る場所。

それにあたし達で並んで座ったら、玄一さんの呪いが来そうな予感満載。

こう言った理由がある事を大峰さんに言っても、

分かってもらえないのは分かり切っている。

だからあたしは適当に理由を作って1つの間を空けている。

“桜太君は恥ずかしがり屋さんだから”と。

桜太君はやっぱり不服そうだったけど、

大峰さんも桜太君の事をよく知っているだろうし納得してくれた。
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