お姫様と1.5人の男
「実はな……昨日の事である意味1番厄介な奴に知れて」


桜太君にも厄介なお友達っているんだ?知らなかった。

でも知れただけなら別に此処まで走る事もないと思うんだけど。

何か理由があっての事なのかな?どんな理由なんだろう。


「何で……走らなければならないの……?」


呼吸も大分マシになって来た所で桜太君に聞く。

桜太君は言い難そうにしていたけれど、意を決したかのように言う。


「その厄介な奴が家に殴り込みに行くとかぬかしているんだよ」


……何でまた。あたしに殴り込みに行くって事かな?

いや待て。あたしが桜太君の家にいるなんて誰も知らない筈。
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