とおりゃんせ【短編】


良枝は女の子の手を


パッと放した


「おばさん…どうしたの?」


さきほどまで


甲高い声で喋っていた女の子は


突然低い声で喋り出した


しかし 顔はない


良枝は


どこから声がするのか


恐怖に顔を歪めながら


声の出どころを探した


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