とおりゃんせ【短編】
そうして良枝は
足下を見て
もう一つ気付いた
ぞうりを履いていない・・・
良枝は靴下のまま歩いていたのだ
『いつから・・・?
どうして気が付かなかったのかしら…』
良枝は恐怖に震えながらも
自分の不可解な現象が気になった
「おばさん・・・
おばさんも・・・
首取った方が・・・
ラクだよ・・・」
正面から転がってくる女の子の顔と
横から近づいてくる頭のない女の子の身体が
じりじりと良枝に近づく