ネオン
1.
新宿ALTA前。
今日は大学の春休み最終日。
明日からの学校に備えて、春物を揃えた。
少し買い過ぎた。
お金無いのに。
腕が痛い。
早く帰ろう。
あたしは駅に向かって歩きだした。
「すみません。」
またスカウトか…
今日で四回目。
「すみません。ほんとに、少しだけ!おねがいします!」
しつこい。
「話だけ聞いてもらえませんか!」
歩く速度を速める。
その瞬間、腕にかかえたショップバックの紐がプチッと音を立てた。
バサバサ。
やっちゃった…
「大丈夫ですか!?拾いますよ!」
「あぁ。大丈夫です、ほんと…ごめんなさい」
信号の前はあたしのせいで大混雑だ。
今日は大学の春休み最終日。
明日からの学校に備えて、春物を揃えた。
少し買い過ぎた。
お金無いのに。
腕が痛い。
早く帰ろう。
あたしは駅に向かって歩きだした。
「すみません。」
またスカウトか…
今日で四回目。
「すみません。ほんとに、少しだけ!おねがいします!」
しつこい。
「話だけ聞いてもらえませんか!」
歩く速度を速める。
その瞬間、腕にかかえたショップバックの紐がプチッと音を立てた。
バサバサ。
やっちゃった…
「大丈夫ですか!?拾いますよ!」
「あぁ。大丈夫です、ほんと…ごめんなさい」
信号の前はあたしのせいで大混雑だ。