双子君と私の関係★




「俺の名前、知ってる?」


視線は外の方を見たまま、そんなことを彼は聞いてきた。








「…ごめんなさい。

わからないです……。」



廊下ですれ違ったりはするものの


クラスが違うと、なかなか名前までは覚えられなかった。











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