僕たちの恋



『いらっしゃい。カズがごめんね。』



ニコニコ笑う彼女に癒される



「…会いたかった」



彼女の頬を撫でると、恥ずかしそうに笑った


『…俺、邪魔?…彼女んち行くわ。』



片手を上げて上総は出ていった



気を使ってくれたんだろうなぁ



自分の家なのにドアを開けたときには外に出る装いだった



「…悪いことしたな」



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