【続】ありえない結婚生活?!★リアル出産編★
私は夜中に軽くお腹のハリがあることで目が覚めた。


時計でお腹の張りの間隔を調べると、15分間隔。


もしやこれは?


陣痛?


一週間前の検診では 経産婦のためお産が早まるかも?と言われていたし。


いよいよかぁ?


ちょっぴり武者震い。


そっとお腹に手をあてて

「もう少しで会えるね~。元気に産まれてきてね」

その囁きに、服の上からもわかるくらいにお腹はぐにょぐにょと動きだす。


まるで
「わかってるよ~ママ~」

なんて返事をしてくれてるみたいに。


入院準備は完璧。

ボストンバックに必要なものは臨月に入ったと同時に用意してあった。


時計を見ると深夜の2時。


私の隣では、すやすや可愛い寝顔で眠ってる長男の瞬(しゅん)2歳。


そして

その隣で腹立たしい顔で、ぐ~すか眠ってるのはダーリンの蓮。


起こして陣痛のことを伝えるべきか?



やっぱや~めた。


どーせ
こやつに話しても
何も役に立たないのは充分すぎるくらいわかっているもの。


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