【短編】甘い強引彼氏。

はぁ、ほんとブルー。

「どうしたの?暗い顔して」

屋上で昼食をとりながら、アヤメがあたしに聞いた。

「だってさぁ……。目逸らされたんだもん」

「変な意地張ってないで、喋りかけなよ」


意地っていうか、なんていうか……

あぁいうことがあった喋りかけずらい。


「あんたたち、ただでさえ恋人にあまり見えないんだから、このまま自然消滅しちゃうよ?」


うぅ……

確かに……


だけどさ、実際城島君、相田さんの密会してたわけだし?


「それはなにか理由があったんだよ」


それでも、なんであんなに親密なの?


「それもなにか理由が……」


だーーーーー

「もうっ!!!」


< 16 / 59 >

この作品をシェア

pagetop