二人の秘密
私は夢を見てるの?
そうなんだよ。
あの星川潤が同じ学校に…しかも同じクラスなんて…
ありえないよね。
ほら、また「愛」って私のことを潤が呼ぶの……ハハハ(笑)


舞「愛?起きて!!」

愛「ん……なんだぁ、舞か…どした?」

舞「ベットで寝てる場合じゃない!!」

気絶して保健室のベットにいた愛。

愛「なぁに」

舞「星川潤がね…」

愛「さっき夢で出て来たよ~(笑)」

舞「リアルにサインをもらったんだよ」

愛「良かったね~~私なんて夢の中でさえ貰えないのに…」


寝ぼけてる愛。


舞「ほら、これ!見えてる?本物のサインだよ!」

愛「うそだぁ…」

と目をこすりながら、舞の手の方へ視線をやると……

舞「ほらね!!」

愛「うそっ??なんで!!これ…本物なの!?」

舞「だって、【愛ちゃんへ】って名前まで入ってるじゃんか!いや~~部室に先輩の寄せ書き用に買った色紙が余ってて良かったよ!!」

愛「うそ……ん…」

舞「休み時間にサラッと書いてもらったんだよ♪♪」

愛「ヒクッ…うりぇしいよぉ(嬉しいよ)…」

舞「そりゃ泣くよね。コンサートでも泣くくらいだもんね…よしよし」

愛「…ず…ずん…くん……ヒクッ…」

< 7 / 101 >

この作品をシェア

pagetop