(#`皿´)申し訳ありません、ご主人様!!
「う〜え〜す〜ぎ〜さぁ〜ん!!」

私は慌てて厨房へ走った



両親を亡くして身寄りのない私を、住み込みで養ってくれたお屋敷には感謝しています

感謝しています…

だけど!!


「何で坊っちゃんの専属なんですか!?」


厨房中のみんなが私と上杉さんを見つめた

「そんなこと言われてもねぇ…。坊っちゃんの秘書さんから直接言われたから」

「私に落ち度があったんでしょうか!?お願いします、掃除頑張りますから異動させないでください」

「私だって今のままでいて欲しいけど…
坊っちゃんの言うことは絶対だからね…ごめんね。小桃ちゃん」

「そんな〜」

「小桃ちゃん、行かなくて大丈夫?」

コック長さんに言われ、私はゲンナリしながら上杉さんを見たが、「仕方ない」という表情をされた

何で?何で?

あんなワガママ坊っちゃんのお守り役に??

何故?

あ〜、いつまで??



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