*俺だけのマドンナ*


しばらく話したあと、
俺は帰ることにした。




「ありがとうございます。また来て下さいね。」





お決まりの営業スマイル。


アリサも仕事だもんな。


それくらいマスターしてるよな。





ん?何ショック受けてんだ?


俺はあくまでも客だそ。



客に営業スマイルは当たり前だろ。



バカか俺は。











マンションに帰っても
どこか頭の片隅に
アリサが残っていた。




< 21 / 92 >

この作品をシェア

pagetop