極甘Story
ありがとー
ユッチッー!

本当は約束なんかしてなかったんだけど。

ユッチはきっと、
私の顔を見て分かったんだろう。
困ってたから・・。

「あっそー。」

都貴は、1人で生徒食堂に
向かった。

「なんか・・。ちょっとかわいそ・・。」

あたし・・・。

何言ってんのー?!!
べ、別にかわいそーなんて・・。
なんで口に出ちゃったんだろ・・。
自然と口に出ちゃったんだろ・・。

「じゃぁ、行ってくるー?」

「え、いや、そ、そんな・・。」

「行ってくればぁ?なんか、
気になるんでしょー?都貴のことが。」

ユッチーは腕を組んで
私にそういった。

「た、確かにそーなんだけど・・。」
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