5年先のラブストーリー-この世のしるし-


「仮に現実の話だとしてよ、ヒロインがこの小説を読むとは限らないでしょう」

「・・・・・」


「それに作者の言い回しって肝心な所で秘め事みたいに隠すのよね!

変に『』がよく使われていて所々『空白』にしているの・・・」


明美は気になる疑問を抱いた。


「もしや主人公とヒロインにしか分からないメッセージ?」


玲子は何も言えずにいた


「~む!嘘でもこんなに愛されてみたいものよね

この小説、ある意味世界一長いラブレターなのかもね」


そんな明美は自分がヒロインにでもなった気分のように小説の中へとのめり込んでいった。


「これって過去の話?それとも?もしかしてヒロインは読んでいたりして・・・
現在進行形?」


「・・・」


「でもね、最悪なのよ、実はこの小説。

中途半端で終わっていて
ようやく盛り上がって来たかと思ったのに、主人公もヒロインもその後、どうなったのか何も書き込まれてないの?

完結されていないから更新をずっと待ってたんだけど・・・」


「・・・」
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