恋ベタ彼氏と天然彼女。

YUTO SIDE

はぁ~…


クラスさえわかれば見に行けるんだけどなぁ…。


あっ!ここは情報通の渉にさりげなく…




「なぁ、渉。」


「何?」


「さっきの子、どこのクラスだろうね~。」


「なっ…なんかお前キモいぞ…つーか、どーでもいいじゃん。」


「いくねーんだよッ!!」




わっ…やっべ。


つい熱くなっちゃった。




「おい、秋!祐斗が変だぞ。」


「さっきからどーしたのぉ?一人でブツブツと。」


「べッ…別に///」




絶対言えねー!!


こいつらに言ったら絶対バカにされる!




「うゎぁー、祐斗また真っ赤になってるよぉ。」


「やっぱり、もしかして?」


「え~っ?そうなの??」


「ちっ…ちげーし。」


「あの子カワイかったもんな。」


「うんうんっ。ギュ~ってしたくなったよねぇ。」


「だよな。俺がもらいにいこっか―――――」

< 4 / 16 >

この作品をシェア

pagetop