メイドの執事




何よ、さっきから
陸と岳が、唄や私を見ながら笑ってる…

どうせ私は、
2人みたいな
おいしいマドレーヌとか焼けないよ!!

あーあ
女の子=家庭的っていうイメージは
はっきり言って良くないよね!!



そろそろ皆が集まって来たなぁ……

愛「こんにちは、円様、ご機嫌はいかがですか?」

円「あら愛さん、元気ですわ、ありがとう。愛さんは休みの間に何か変わった事など、ございまして?」

愛「いえ、私達平凡な家ごときに何もございませんわ」

陸「失礼致します、円様少しお時間よろしいでしょうか?」

愛「まぁ、水瀬さん。いつも円様と仲のおよろしいこと。それにしても円様、水瀬さんは本当に素敵な方ですわね。」

円「ええ、私にとって他に代わりのない、素晴らしい執事ですわ。」

愛「ほほほ。そうじゃございませんの。殿方として、ですわ。」

陸「申し訳ございません、急ぎますので、失礼させて頂きます。」

愛「あら、残念ですわ。では」



愛さん、なぜか私今日は、あなたに対して腹が立つのです。
どうしてなんだろう…

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