怪盗ブログ
「おばあちゃん、最近変わったことない?」

あたしたちは裏庭に面した縁側に腰掛けていた。


「う~ん」


「例えば、気付くと花がむしられてる、とか」

毎日のようにあの男が花を持ってくるので、実は心配していた。


目の前の裏庭を見る限り、大丈夫そうではあるけれど。


「そんなことはないけど。あの男の子はたまに来るよ」


「何しに?」


「花壇の手入れを手伝ってくれるの」


……

何が狙いだ……


ほのぼのと手入れをする2人の様子が浮かんだ。

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