【短編】Love through all eternity

＊ ＊




「ね、星野サンの会社にまで行ってたんだってね？」


「あー…、」




私の問いに言葉を濁す冬威はどこかバツが悪そうにして、グルグルと視線をさ迷わせている。




「私、星野サンに悪いことしちゃったかなぁ……
冬威が好きなのに、甘えて付き合ってたわけだし」


「別にいいんじゃん？
俺、結構な回数、あの人に殴られてるし……それで、チャラ？」


「え、大丈夫……なのッ！？」


「まぁ、陽菜が戻ってきたから、いいんじゃねーの」




苦笑いしながら飛び出した言葉に驚きつつも、そこまでしてくれていた冬威の愛情を見た気がして、嬉しくなって笑ってしまっていた。