先生愛!~もう1つの片思い~
「部長…!…何とかいけるところまで…輸血なしでいけませんか…?」
俺は気がつくと口を開いていた。
下っ端の分際で。
「そうだな…。みんな、もう少し頑張ってみるか!!」
部長の言葉に一同は強く、頷いた。
輸血は、若いうちは危険だ。
他人の血を、異物と見なして、過剰反応やアレルギー反応を起こしてしまう。
俺はそれをかなり恐れたんだ。
足の腫瘍も無事とれてほしい。
輸血もしないでいてほしい。
また、笑顔で意識を取り戻してほしい…。