わたあめ―kimi to hajimete―


「お疲れ様でした!」

やっぱり、
ブランクあるなぁ……凹


「綾乃ちゃん!」

「あ、マスター…
お疲れ様です。」

「お疲れ様。
体の方は平気??」

「おかげさまで。」

「そっか!これからみんなで飲みに行かない?
綾乃ちゃんの復帰祝いに!」


今日はアキもいないし…
いっかな♪


「ありがとうございます。
お言葉に甘えていいですか?」


「勿論!」


マスター…本当にお酒好きなんですね…(苦笑)





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「「「乾杯――――♪」」」


なんと、夜のスタッフのほとんどが参加していた。

「綾乃ちゃん、綾乃ちゃん。」

「ちょっ、川崎さん、
飲み過ぎですよ!!!」

真っ赤な顔でニヤニヤ笑っている顔はちょっと不気味だ。

「久しぶりのバイトは
どうだった〜??」


「やっぱり、以前より感覚が鈍ってました……凹」

「大丈夫よ〜。
またすぐ戻るわぁ〜♪」

「ちょっ、川崎さん!?」

背中にのしかかった川崎さんはそのまま寝息を立て始めた…。

(重―――い!!
……ってあれ、軽く……。)



振り向くと、矢野さんが川崎さんを抱えていた。


「大丈夫ですか?」

「はい。」

矢野さんとは、まだまともに会話してないんだよね…。


川崎さんを横にした後、矢野さんは外に出て行った。


どこに行くんだろう??
行ってみよう。
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