わたあめ―kimi to hajimete―



………へ!?



「大丈夫だって!
すぐにはバレないよ。
私もカノもルーズリーフ使ってるし♪」


確かにルーズリーフを
普段から使っていた。
たくさんのノートを持たなくていいから便利だった。




「で、でも!」

「カーノ!
悪いと思ってるんでしょ!?でも、学校で謝ることは出来ない。だったら、ノートをお詫びのしるしってことで見せてあげるのでいいと思うよ?」


……………。




「分かった。」

他に思いつかないし、
これにかけてみよう。




「じゃあ、
先に教室戻るね!」


「あ、うん!ありがとう。」


「いいよ♪」



アキが去った後の扉を
しばらく見つめてから、私は屋上をあとにした。
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