はちみつレモンの恋
高宮くんを好きになったきっかけ。

それは、みんなで行った宿泊学習の時。


友達の美山夏子とキャンプファイヤーの準備をしている時・・・


朝からほとんど水分を取ってなかったあたしは、脱水症状で、倒れてしまったんだ。

目が覚めると、そこは保険の先生の部屋だった。

でも、目を覚ましたあたしの眼に最初に映ったのは…


そう、高宮くんだった。

「大丈夫?俺が木材運んでる時に、いきなり倒れたから、びっくりしたよ。脱水症状だって。これ、少し捏飲んでって。一気に飲んじゃ駄目だよ。少しづつ。」

そう言うと、高宮くんはスポーツ飲料を私に渡した。

「ありがとう。」

「いいえ。」


この瞬間だった。

高宮くんの笑顔を見た瞬間、私は恋に落ちた。
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