この美しくも醜い世界で、君は唯一の僕の真実
護りたい人
ヒイロが倒れた。

仕事が終って、山里に原稿を渡した途端倒れてしまった。

きっとオレの世話を真面目にやり過ぎたんだ。

散歩も朝と夕方欠かさなかった。

仕事が夜遅くまでかかっても、同じ時間に起きて散歩にオレを連れ出した。

ごはんもオレが満足出来るようにってオレが好むドッグフードを毎日吟味してくれた。

ブラッシングも毎日してくれた。

だから倒れた。
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