ブスの詩想い
「めんどくさー・・・」

中学校に入学して早一ヵ月。

学校にも慣れて

クラスにも慣れてきた


あたしの春の終りごろ。

それは外の体育が終わって
教室に戻ってきたとき


あたしはきみに会ったの、


3階から降りてくる2年生の集団。

もちろんその中にはたくさん
格好いい先輩がいて。

だけど、あたしはきみに目が止まった。


ワックスで立てている茶色い髪。

いかにも友達といて楽しそうな笑顔。


少し赤くなった頬を
友達に見られたくなくて下を向いた





< 2 / 15 >

この作品をシェア

pagetop