星に願いを

月姫の決意


「っ、はぁ・・はぁッ・・・」


希空に借りたスエットが汗でぐしょぐしょになっている。


「・・・また、夢・・・」


風斗。

何を伝えたいの?



セピアワールドっていったい・・・



「っ、陽向!」


「・・・・、月姫・・?」


ソファーで寝ていたあたしのすぐ↓に希空がいた。


「の、あ!?
陽向のところに行かなくちゃ!」


「おま、待てよ!着替えて行けよ!」


「だって、陽向が・・ッ」


「昨日電話があって、陽向は無事だってさ。
大丈夫だから・・・な。」


希空のなだめるような声。


しかたなく着替えてご飯を食べて病院へ向かった


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