かみさまの椅子


リオン達は舞台の中央に集まり頭上を見上げればシュヴァルツバルトの後部ハッチが開きそこからワゴンのような大勢乗れる乗り物が降りてきて青空の前で止まりドアが横にスライドし開いた。


「あー早く風呂はいりてぇ」

一番のりでハイドが乗り込み続けてフィード、ガルドと乗り込みリオンも乗ろうとしたが片足乗せて振り返るそこにはなかなか乗ろうとしないアルタに思い切りげんこつをお見舞いした青空がいた。

「早く乗りな」

「嫌だ」


涙目で睨みあげるアルタとそれを余裕綽々で受け止める青空

「オレが居ても邪魔になるだけだ、おまけに女のお前に守られて」

「…………はぁ」

アルタの言葉を聞いて青空は溜め息を吐いて頭を降る、まるで解ってないと言うように



そして次には



スパーンッ!



どこから出したの?と聞きたくなるスリッパが握られそれでアルタのほっぺたを思い切りひっぱたいていた。


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