かみさまの椅子



「終わった~」


朝食の時間が過ぎ初仕事を終えた青空はテーブルに伸びきっていた。

そんな青空の前にデンッ!とトレイに乗ったホカホカのご飯とお肉のおかずが置かれた。

「これは」

「今日は初日にしては頑張ったからな褒美だ褒美」

「ぃやったー!」

先程からぐぅぐぅお腹を鳴らしていた青空は美味しそうにご飯を食べ始めた。


「それ食べ終わったらこれハイドの所に持ってってくれ」


そう言われてガルドから渡されたのは蓋をされたどんぶりだった。

「これ何?」


「ハイドの朝飯、あいつ修理するやつがあるって言って昨日の晩から籠もって朝飯食ってねぇんだ、悪いんだけど整備室に届けてやってくれ」

「わかった」


丁度朝ご飯を食べ終わったので快く引き受けた青空はどんぶり片手で持ち、一時 デリバリーソラになってハイドの下までどんぶりを届ける事になった。



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