現ヤン彼氏と元ヤン彼女☆仮
ガチャッ


「お、おはよ!未来!」


いつも通りに言ったつもりが声は震えていた


靴をちゃんと履いて顔を上げた時の未来の顔は今でも忘れられない


「ゆ、ゆうな……?」


とても驚いていて、対処のしように困っているようだった


「今まで迷惑かけてゴメン!ほんとにゴメン!」


未来の声を聞いて一気に感情が溢れ出した


「あたしバカだよ。全然周りが見えてなかった。颯人が死んでやっと気づいた。何してんだろう?自分って。不良から足も洗った。」


「でも、颯人は帰ってこない。償いって思われてもいい。今度は颯人に恥じないよう生きるから。」


最後のほうは自分でも何言ってんのかよくわかんなくなった


涙で景色が滲んでいた


そんなあたしの話しを


未来はずっと黙って聞いててくれた
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