先生×自分×男子
「ここ」


旅行の本を自分に渡してきた。
…温泉?


「温泉行きたいの?」


「ああ!!行きたい!!」

そんなに行きたいんだ。まぁ、温泉かぁ…
しょうがない。言い聞かせても、諦めないだろうし。

「いいよ?」


「やった~!!」

ガッツポーズしながら、涙を流している。

それほど嬉しいのかな…温泉行くの。

でも、二人で行くのかな?


「二人?」


「それがなー…四人で行くと、半額なんだって」


「ふーん」

ちらっと自分を見た。


「…木田と吉田も誘うか?」


「別にいいけど」


何故、そんなことを言うのだろう。
いつもなら、絶対に言わないのに。





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