先生×自分×男子
†自分らしく†
「海、着いたぞ?」

微笑みながら、手を差し出してくれた。
「うわぁ…」

「寒くないか?」

「大丈夫です」


この寒さが、ちょうどいいかも。
海は、月の光によって輝いていた。

「綺麗…」

「良かった…」

「え?」

意味が分からなかった。何が良かったのだろう?海が綺麗だったから?

「やっと笑った…」

ふーっとため息をついた先生。
もしかして…心配させてた?全く気づかなかった。

「あ…すみません」

心配かけていたのなら、謝らなければ。先生を見上げた。心配かける気はなかったんだけど。

「宮沢…。お前、そんな目で他の男、見るなよ?」

そっと自分を包み込んだ。
…え?なに、この展開。
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