シンデレラ物語―ラブコメ風―


――昨夜。



仁「お前、もう眠いのか…?」



『…ハッ!!だ、大丈夫だよ?』



ヤバいヤバい…こんなフカフカなベッドに横になってたら気持ちよくて睡魔がっ…



仁「嘘つけ。眠いなら寝ろ。」



やけに優しい生徒会長様。俺様なのはアタシが勝手にイメージしてただけ…?



仁「抱き枕の代わりに俺が横で寝てもいいならな…ニヤリ。」



『んな…っ!!///馬鹿じゃないの!!!寝ません!!』



やっぱりこういうヤツでした。



仁「冗談はさておき…言ってなかったが、もう一人メイドがいたの言い忘れてた。」


『もう一人いるの?』



仁「あぁ…かなりベテランのな。俺が生まれた時から久遠家に仕えているんだ。」



『えぇっ!!大ベテランじゃんっ』



仁「あぁ…。名前は…」


―トントン…―


ここで、ノックが聞こえた為話は中断した。



?「坊っちゃん、部屋を用意しましたよ…」


仁「悪いな、トキ…」


ト「いーえ、いーえ…坊っちゃんの為なら。ところで、そこの小娘が坊っちゃんが連れてこられた新しいメイドかい?」



『!!!ι』



こ、小娘…?



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