幕末恋々

真夜中の屯所

「はぁはぁ、」









何とか長州の奴等に捕まる事はなく屯所に帰ってくる事ができた。









だが外は真っ暗になっていてとても誰かが起きていそうな気配は無かった。











「土方さん・・・・・」







私はおきていないのを覚悟で土方さんの部屋に足を向けた。






私が歩くと床には血がポタポタと垂れ、赤い模様を作っていく。







土方さんの部屋の前まで来ると部屋が明るくまだ土方さんが起きている事が分かった。










「土方さん・・・・。」











私が声を掛けて少ししたら襖がゆっくりと開き土方さんが顔を覗かせた。
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