幕末恋々
「屯所に帰ろう・・・」








土方さんはそう言って私の体を優しく抱き上げた。









「ずっ・・・・さぁ平助屯所に帰ろうな?」







永倉さんはそう言って藤堂さんの亡骸を抱き上げみんなで屯所に向かって歩き出した。













そっと空を見上げると月が出ている。










まるで藤堂さんの笑顔の様に真っ暗な空や町を明るく照らしてくれている。














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