幕末恋々
私はそう言ってお店を指差す。






「じゃあ行くか。」






「うん!!」





そう言ってそのお店に入った。





お店は意外とこじんまりしていて中は可愛い小物で埋め尽くされていた。






そんな中で目に止まったのが1本の紅い髪結い紐。






それを手にとって見ていると







「気に入ったのでもあったか?」







そう言って私の後ろから首だけを出した土方さん。








「えっ?うんまぁ・・・」





「貸せ、買ってやる。」








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