隣のアイツは幼なじみ?


-昼休み-
「ホントに好きじゃないの?」
昼休み美奈は親友の柚子に勘ぐられていた。
「うん。恋愛対象外。」
そう言って美奈は笑い飛ばす。
いつもそうだ。
美奈は日向のことを聞かれても『恋愛対象外』と笑い飛ばす。
柚子は絶対この2人は上手くいくだろう。と去年4月ごろから確信していたので、どうもその返事に納得できないでいた。
「その返事は聞き飽きた。で?本当は?」
柚子は負けじと聞き返す。
美奈は困ってしまった。
「ホントだよ!!あんなチビ、誰が・・・」
そう言いかけたとき、後ろから低い声がした。
「誰がチビだと?」
日向だ。
美奈はあわてて
「チビ!さ、柚子『ビ』だよ!!」
とごまかす。
「ビ、ビール?」
突然のアドリブに柚子は焦っている。
「る、ルーズソックス!!!」
美奈はゴメン、合わせて!と柚子に合図を送る。
「ス?!すし!!!!!!!!!」
了解!と柚子は合図を送り返そうとしたその瞬間、
「はいはい。はいはい。嘘つくんじゃねーよ!どう見たってさっき、俺のこと話してただろ!!!」
日向が怒鳴った。


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